コーポレートパートナー事例紹介

小松製作所のオープンイノベーション事例

建機のグローバルトッププレイヤーである小松製作所(コマツ)。 デジタルに無縁だったあらゆる工事現場の作業工程を可視化し、最適な施工の実現に向けて動き続ける同社の、DNXを活用したオープンイノベーションストーリーをご紹介いただきました。

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Story

建機のコマツがシリコンバレーに

建設・鉱山機械のグローバルトッププレイヤーである小松製作所(コマツ)。2001年に「KOMTRAX」を、2008年に無人ダンプトラック運行システム(AHS)を導入するなど、かつてから常に新しい価値を鉱山・建設現場にもたらしてきました。 2014年、コマツが更なるイノベーションを生み出すために、優れた技術やビジネスモデルを求めて本格的にシリコンバレーのスタートアップとの協業を模索し始めるなか、現地のコミュニティに深く入り込むことを狙いとして、シリコンバレーに拠点をおくDNX Venturesへ出資しました。

コマツ流オープンイノベーションの進め方

驚異の速度でSkycatch社との協業・直接投資実行

2014年夏、DNXのQとともにドローン関連技術の調査をしている中で、ドローンのイメージプロセッシングプラットフォームを開発/提供するSkycatchに出会います。当時既にAppleのクパチーノキャンパスの施工に採用されているなど、魅力を感じ、早速同年9月にCTOはじめとする経営幹部をシリコンバレーに連れてきてSkycatchを紹介します。10月にはスマートコンストラクション関連の役員が訪問し、11月に連携に向けた契約にサイン。その翌月から両社で本格的に開発を行い、2015年2月のスマートコンストラクション市場導入と同時にSkycatchを用いたドローン測量をリリース。その後、順調にパートナーシップを築き、2015年夏には直接投資を実行しました。 Skycatchとの連携は現在も順調に進んでおり、今ではSkycatchはコマツの提供する「現場の見える化」から「現場の最適化」をするパートナーとして役割を広げ、ドローンの活用はコマツのスマートコンストラクションにとって欠かせないものになっています。

業界に新しいスタンダードを作り出す

また、2017年10月には、コマツはNTTドコモ、SAPジャパン、OPTIMと組み建設現場のプラットフォームを提供する「LANDLOG」を立ち上げ。デジタルに無縁だったあらゆる工事現場の作業工程を可視化し、最適な施工の実現に向けて動き続けています。

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